私は彼氏がキライです!?〜クラスメイトとLOVEバトル〜



そしてアツの友達の竹内くん。



アツは、今でもやっぱり私には聞かせたくない話だったって、辛そうな顔をした。



それでもこれからは、どんな事でも隠し事はしないと約束してくれた。



隠す事が一番傷つける事だって分かったからって。



二人で竹内くんに会いに行ったら、竹内くんは真っ先に私に謝った。



謝られる覚えなんてないのに。


むしろ感謝してるくらいだよ?



「まぁ篤貴が成沢なしじゃ生きていけないって泣いちゃうからさ〜」


からかう竹内くんに、


「お前、ふざけんなよ?」



なんて言いながら、アツの顔がちょっと赤くなっているのを私は見逃さなかった。




今、心から笑えるのは、みんながいてくれたから。



本当に“ありがとう”って、伝えたい。




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