私は彼氏がキライです!?〜クラスメイトとLOVEバトル〜



「お父さん、アツ来たよ!」



「おじゃまします。」


「・・・・・・。」



ソファに座って新聞を広げるお父さんは、チラッともこっちを見ようとしない。


「アツくんいらっしゃい!さぁ座って!!」


「あっはい。あっあのコレ・・・」



私の好きなケーキ屋さんの箱。



手土産なんていらないよって言ったのに、アツってばわざわざ買って来たんだ?


「アツ、座ろっ!」


私とアツが座ってもお父さんは新聞で顔を隠したまま。



いい加減、観念すればいいのに!




キッチンでお茶の用意をしてくれていたお母さんが戻って来て、お父さんの新聞を取り上げた。



そしてやっと顔を合わせた二人。




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