私は彼氏がキライです!?〜クラスメイトとLOVEバトル〜
背中に腕を回して、アツの胸にピッタリ顔をつける。
「アツ、ずーっと一緒にいようね。」
アツの手が私の体を包み込んで何度も私の頭にキスを落とす。
そしてそっと体を離して、
「俺、仕事頑張るから。貯金もして、ヤキモチもほどほどにして、強い男になる。」
「ふふふ、うん。」
「だから・・・いつか、俺と・・・・・・」
時が止まった様に見つめ合う。
すぅーっと吸い込んだ息をコクンと飲み込むアツの喉が動く。
アツは真剣な目をして、私の目には無意識に涙がたまる。
「いつか俺と、結婚してくれる?」
プロポーズ、だよね?
本当に、私でいいの?
「アツ・・・」
「まぁ返事は聞かなくても分かるけど。・・・な?」
そんな風に言いながらも、少しだけ不安な表情を浮かべるアツが愛おしい。
「返事聞きたくない?」
コホンと軽い咳払いをするアツ。
「いい返事、期待してます。」
言わなくても分かってクセに。
でも、私も言いたい。
「アツと結婚したいです。アツと一緒に生きていきます。」
照れくさそうに笑って私の涙を拭ってくれる。
「お前可愛いな。俺、惚れすぎ?」
「ヤバイよ。私達、超ーラブラブじゃん。」
その後は、“お前のせいだよ”“アツのせいだよ”“見んなよ”“見ないでよ”なんて、意味の分からない言い合いをしながらじゃれ合って、やっぱり私達超ーラブラブじゃんなんて、私は超ーはしゃぎまくっていた。
.