私は彼氏がキライです!?〜クラスメイトとLOVEバトル〜
女のバトル
「コナンちゃん、ちょっといい?」
昼休み、突然やってきたのは、隣のクラスのマナミちゃん。
確か・・・倉橋の事、好きなんだよね?
「うん。ちょっと待ってね。」
私はカバンからお弁当を取り出して、廊下にいるマナミちゃんに見えない様に、
「倉橋、お弁当。今日は1人で食べて。」
「おいっ何だよ?」
何か言いたそうな倉橋にお弁当を渡して、マナミちゃんの待つ廊下に出た。
あのデートから数日。
特に変わった事はない。
倉橋が毎日自転車で送り迎えをしてくれて、私がお弁当を作って、後は電話で話をする。
それが何となく、普通になってきたくらい。
手を繋ぐ事も、キスをする事もあれ以来ない。
倉橋の口の悪さは健在だし、私もすぐに言い返してしまう。
時々、好きって気持ちが、勘違いなんじゃないかって、思ってしまうくらい。
「ごめんね。ちょっと話がしたくて。」
「大丈夫だよ。」
歩き出したマナミちゃんの後ろを着いて行くと、人気のない第2校舎に辿り着いた。
まぁそれまではいいんだけどさぁ・・・
マナミちゃんの友達らしき女子3人。
これって呼び出しだったの?
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