私は彼氏がキライです!?〜クラスメイトとLOVEバトル〜
1人でゲームに熱くなっちゃって、せっかく倉橋のお家に遊びに来たのに、全然喋っていない事に気が付いたのは1時間後。
倉橋は、ベッドに横になって、雑誌を読んでる。
「ねぇ倉橋、これどうやんの?」
ちょっとね、喋りたいなぁ〜って思っただけなんだけどね・・・
「・・・どれ?」
って教えてくれるのはいいんだけどね・・・
ベッド→倉橋→私→テーブル
って!!
ヤバいよっ!!
近すぎて、耳に息がかかっちゃうよっ!!
「あ〜分かった分かった!ありがとう!」
って言ってるのに、どうして退いてくれないの?
私の肩に顎を乗せて、手元のゲームを覗き込む。
もう集中力なんて、全くない。
「ヘタクソ。」
「うるさいなぁ!そろそろ、ご飯作ろっか?」
立ち上がろとした時、腕を引っ張られて、逆戻り。
「・・・倉橋?」
「・・・キスしていい?」
「えっ・・・でも、ご飯・・・」
「後でいい。」
あの観覧車の時と同じ様なドキドキ・・・
ゆっくり近づく顔に、私は目を閉じた。
―ドキッ
唇が触れた瞬間、体中が熱くなる。
何度も何度も触れては離れる倉橋の唇。
少しずつ深くなっていくキスに、ドキドキが止まらない。
腰に回された手がくすぐったくて、恥ずかしい。
かなり長い間、キスしてたと思う。
手の平は汗でビッショリ。
唇を離した倉橋が、私を見つめながら、拗ねた様に言った。
「お前、みんなにコナンって呼ばれてんの?」
はぁ?
何で今、その話??
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