私は彼氏がキライです!?〜クラスメイトとLOVEバトル〜
こういう時は、私の方がけっこう強かったりする。
今日のお昼の事とか、お弁当の事とか、根に持っちゃってんだよね〜?
「倉橋、小南ちゃんって呼んでみな?」
「お前バカ?」
「お前じゃなくて、コナミちゃん!ちゃんだよ?ちゃん!!」
グッと近づいた顔を寸前でかわす。
「ほら、ちゃんと呼ばなきゃ、もうキスもしないよ?」
あ〜何か楽しくなって来た!!
「私も名前で呼んであげよっか?あっくんがいい?あっちゃんの方がいい?」
また顔が赤くなる倉橋。
「か〜わ〜い〜い〜っ!!」
でも私の攻撃もこれまで・・・
腕を掴まれて、床に押さえつけられた。
ニヤッと笑って私を見下ろす。
倉橋の体が私の上に乗ってゆっくりと覆い被さってくる。
唇がつくギリギリの所で、
「アツって呼んでみろよ?」
低い声が体中に響く。
「・・・アツ」
「コナミ」
ずるいよ。
もう私の完全な負け。
優しくて、暖かいキスで、私は倉橋でいっぱいになる。
頭も心も・・・
ぜんぶぜんぶ、アツでいっぱいだよ?
大好き。
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