ねえ、聴こえる?
もう自分の部屋という暗い世界に慣れてきた

友達がいなくなったわけはなかった

エミとリンはしょっちゅう来てくれたらしい

お母さんは
唯一2人だけには事情を話した

だから私の部屋にも来たよ

けれど部屋の状況を見て
2人とも泣いちゃった


話ができない

そんなことを悟ったみたいだった

それでも来てくれた

エミとリンが友達で良かったって思えた
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