文の幸福
小学校2年の時、
二人公園で遊んでいたら、数人の男たちに捕まった。
私は持前の素早さで逃げたが、みどりは車で連れ去られてしまった。

私は近く人いた大人に声もかけず、大通りにでてタクシーを捕まえ、友達が攫われた事と車のナンバーを無線で流してもらうと、すぐにトッラクの運転手と他のタクシーから車の目撃情報があがった。

追跡してもらい、警察に連絡して現場で、みどりが無事保護された。

その事がきっかけで彼女の将来の夢は警察官になったが二年ぶりに会った彼女の夢はどうなったのだろうか。

「みどり元気!?図書館よく来るの?」

「・・ううん。実は友達にナメた事した奴がここに働いているから、文句言ってやろうと思って来たんだけど・・・」

「相変わらず友達思いだね、そんな、みどりも大好きだよ。
でもあまり無茶して欲しくないな」

「うん・・・ほら入口に警官募集のポスター貼ってあるじゃん?あれ見て色々思い出して考えてた。」

「今も夢は警察官?」

「うん。回りのツレ達には内緒にしるけど、やっぱり諦めきれないなーって思って。」
< 10 / 225 >

この作品をシェア

pagetop