文の幸福

「そっかー、今から頑張っても無理なの?」

「色々調べた。でも、傷害起こしているし、難しいのかなって。
よく元暴走族が警官になったって聞くけど、実際難しいみたい。
あたし女だし余計に・・・はぁー」

「ごめん。あれは私のせいだよ!
ホント取り返しのつかない事に巻き込んで、ごめんなさい。誤ってすむ話じゃないけど」

「違う!あれは文ちゃんのせいじゃない。あたしがやり過ぎたから。」

「ううん。相手が華ってのが悪かったけど、巻き込んでしまった私も同罪だよ。」

「いいの!あいつは大事な文ちゃんに手をだしたんだから!」

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