文の幸福

確かこいつは文の同中で、あまりいい関係じゃないって文が言ってた。

「お前、“アヤ”に何かしたら殺すぞ。」

「ひぃぃ!」

驚くほど怯えた。

いやいや、いくらここまでビビりますか?街中でさすがに殺さないでしょ。
脅し文句でしょう。

冷めた目でスト子を見下ろしていると、遠くからオレの文が見えた!

ヤバイ!

前パーティーでスト子を使ってバカな事をしたオレ、

そのスト子が今、目の前にいる!

危険だ!

スト子を早めに排除しなければ、と思い、スト子の襟首を軽く掴んで持ち上げる

「おい、二度とオレの前に現れるな。
次オレに声かけたら、市会議員の親ともども引きずり降ろして、地獄みせるからな」

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