文の幸福

「うん。ねー仁、今日また謝らなくっちゃいけない事があるんだ。」

「え?何?ヤバイ事?」

正直さっきのスト子の件があるから焦る。

「ヤバイのかな?行こうと思ってたパスタ屋さん定休日だった。ごめんなさい。」

「はー、全然いいよ。文と一緒なら弁当でもいい」

「・・・私も仁と一緒ならどこでもいいよ?」


・・・文ちゃん、どこでもいいって、オレ止められないよ。

「オレの部屋でもいいって事?」

「うん!」

顔を紅くしながら、文はどこまでも、可愛い。

あーどうしよう。今日止められないかも。でも今後の話もしておきたいし。

結局、文を部屋に連れて行き、スト子の事はすっかり忘れて楽しんだ。


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