文の幸福
頭をかかえ色々考えながら、静香にラインする。
“文がつぶれた、親に連絡した方がいい?”
“今日、泊りって言ってたから、大丈夫よ”
“文が、中二の時傷害事件起こしたって、知ってんのか?”
“うん、超―ウケた”
ウケた?酔ってんのか?
でも、静香も知ってんだ。マジかー。
途方に暮れながら、文を見る。
紫のキャミソールに、革のタイトなミニスカート、極めつけの網タイツ。ピン
ヒールなんて履いたら、ちょっとした女王様だ。
よく似合ってた。