文の幸福
私用の携帯から、友人の弁護士“博”に連絡する。
「おー義、珍しいな、どうした。また仁が何かしたか?」
「嫌、まだわからない。ただ、“Lee”がまた動いた。仁が関わってないか気になって、」
「大丈夫だろ、そこまで仁はバカじゃないだろ、次は実刑だぞ?」
「だから、心配してんだ、せめて成人までは面倒みてやりたいじゃないか。
それに、今問題起こされると、オレも困る。」
「あー、総裁決定したのか?」
「まだだ、でも近々決定する、そうなると、内閣入りの話も出てる。」
「凄いな!水泳バカだったお前が内閣かー、仁の水泳の成績はどうだ?」
「かなり、いいところまでいけそうだ、わがままついでに言ってみるもんだな。
最近の仁のおかげで、楽しいよ。」
「そっか、オレも楽しみになってきた。仁の事は調べて近々連絡する。」
「ああ、頼むよ」