文の幸福

「親父、来たのか?」

「連絡ぐらいしろよ、いつも事後報告はつまらないぞ?」

「観たいのか?泳ぐのオレだぞ?」

「だから、観たいんだ!親心のわからない奴め」

「オレ、親じゃねーし。」

「で?どうだ?勝ち進んでるのか?」

「おぅ!次決勝。」

「こんなところで、うろついてていいのか?」

「いいんじゃないか?まだ時間あるし。」

「緊張感も無いな。誰か待ってるのか?」

「・・・まーな。」

「彼女か?」

「・・もしかして、もう知ってるのか?」

「静香から聞いたよ、高校生だろ?若すぎないか?」

「大丈夫だよ!親父が心配するような事はしてない。」

「そうか、中でお前のトレーナーに声かけてくるよ」

と行って、中に入っていった。

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