文の幸福
17
・みどりside


ベットで寝ている、小さい“笑(エム)”をみて、幸せをかみしめる。

すべては、文のおかげだ。

物心ついた頃からの親友の文。

凄く気が合った。今思えば、指数が近かったからだと思う。

保育園の頃、IQテストで高得点すぎてしまった、私たち、文が断っていたから、私も断ったが、文よりも点数が高すぎた為に断れなかった。


三歳だったし、両親の希望で十八歳までは手元に置いておくって事で話がついた。

そして、十歳の頃にお目付け役として当時十二歳の慶がつけられた。

回りには兄として紹介したが、文以外は信じなかった。

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