文の幸福
よし!ここはお見合いおばさんの気持ちで二人を引き合わせよう。

うまくいけば、夢の警察官にもなれるはず。

ちなみに計画がうまくいかなかった事は一度もない、自身はあった。


そして、文の祖父の葬儀の時に訪れたこの村が忘れられず、なくなった交番を復活させたのだ。

慶も当時一緒に葬儀に来ていて、お互い将来ここに住みたいと、密かに思っていた。

私の夢も叶ったし、文もとても幸せそうだ。

罪悪感があったから、残ったお金の半分を偽名を使って文の事業に投資したが、順調に業績を伸ばしているようだ、今のところは投資者は私一人だから、お互いに幸せになれるだろう。


文、これでいいのよ。
ありがとう、文。


ーーーEND(文の操縦)ーーー

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