文の幸福

一人になって、冷静に考える。コレって・・・。

しかも三日。一日で出てもいいと文は言っていたが、チャンスなんじゃないか?

でも文からのプレゼントはコテージであって文じゃない・・。

あああああああああ!どっちなんだ!

ソファーで頭を抱えていると、

「仁!大丈夫?!」

と文が慌ててオレの顔を覗いてくる

「ん?どうした、」

「え?頭痛いんじゃないの?長距離運転もしたし、無理させたから。」

「・・・」

オレを覗きこむ文は、大きいYシャツタイプのワンピースを来ており、風呂上りで顔以外の肌も火照っているのがわかる。

思わず止まっていると、

「仁!?熱あるの?わかる?」

両肩をゆする文の腰をつかんで、そのまま後ろに倒れた。

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