文の幸福
そこで通報すればよかったのだが、
普段から鼻に突く華に復讐してやろうとみどりが彼女を
{猫のトイレになっている砂場に埋める}
と言う恐ろしい行為にでたのだ。

一応、「みどりも不潔になるからやめなよ」って言ったが、
チャンス!チャンス!
と家からもってきたスコップで砂場に寝かせた華の体に
砂をかけ、出てきた猫のフンを顔の回りやおでこに盛った。

みどりの残酷性には誰も敵わない。

しかし、近所の誰かが、ヤンキー娘が女の子を砂場に埋めていると通報しやがったのだ。

駆けつけた警察官が思わず目を覆いたくなるような惨劇に私たち二人は現行犯で補導された。

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