文の幸福
5
・仁side


昨日、根暗子が来なかった。

もう一回あの顔を見たかった、一瞬しか見えなかった彼女の笑顔が忘れられないのだが、なぜかはっきりと顔を思い出せない。。

ライオンギャルですら覚えている。

なのに、根暗子がなかなかだったのは記憶にあるがはっきり思い出せない。

あまりにもがっかり過ぎてジムでのタイムボロボロ、
シャワー室で誘ってきた女と鬱憤はらそうとしたけど、
急に面倒になってヤってる途中で放り投げた。


今日も大学の講義受講しながら考える。
記憶力には自信があるのにおかしい。

記憶にない根暗子の事ばっかり考えるなんてやっぱり遊び盛りの青年に今の生活はつまらなすぎるんだ!

明日バイト休みだし、今夜クラブでサカってやろう。

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