文の幸福
思わず見入っていると、根暗子はオレの名札を見ながら顔を傾け、耳からイヤホンを抜いた。
「すみません。もう一度お願いします。・・大谷さん?」
イヤホンしていたのを忘れてた。
オレ緊張してんのか?!
「よかったら、コレもおススメですよ。」
とおススメ枠の本を差し出した。
「・・・ありがとうございます。あと五十年後ぐらいにかりますね。」
・・・オレが差し出した本は{楽しい終活の手引き}だった。
客層みたら正しいチョイスだが、今のオレにはバットチョイス。
「すみません。もう一度お願いします。・・大谷さん?」
イヤホンしていたのを忘れてた。
オレ緊張してんのか?!
「よかったら、コレもおススメですよ。」
とおススメ枠の本を差し出した。
「・・・ありがとうございます。あと五十年後ぐらいにかりますね。」
・・・オレが差し出した本は{楽しい終活の手引き}だった。
客層みたら正しいチョイスだが、今のオレにはバットチョイス。