文の幸福
・仁side


昨日は、予定通りクラブに行った。

ダメだ。
文ちゃんの事ばっかり考える。

音楽が心臓に響くぐらいガンガンなってるけど、脳内は文ちゃんの“ニコッ”が頭から離れねー。


50位ランクの女二人が誘ってきた。
二人でご奉仕をすると言ってきた。

どうしようかと、回りをみると、静香と陽子がいる。
あいつらは高校生。

あの二人はなかなかの容姿だが、静香はオレのツレに気があり、陽子のタイプはオレの真逆で甘えん坊で小動物のような男がいいらしい、オレの仲間の一人と付き合っている。

静香と陽子はなかなかの女だが、クソほどもそそらない。静香は近所のガキで小さい頃から知ってる。

さすがに、オムツ履いてる頃から知ってるガキに欲情するなんざ性癖としか思えない。


文ちゃんもオレに興味がなさそうだった。
あの真っ直ぐの目線が、オレよりも別の事が優先なのが気になってしょうがない。

どうなんだろう、オレは気があるのか?

・・・・・ボーっと考え事をし過ぎて、気が付いたら50位ランクの女二人は消えていた。

ウサはらしに来たのに、なんか疲れた。
帰ろう。

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