文の幸福
何か作戦を・・・と思いながら口を開くと

「文ちゃん、急に驚くかもしれないけれど、聞いて欲しい。
今付き合ってる人がいないならオレと付き合って欲しい。」


おいおい・・作戦はどうした!
イタリアマフィアのようなクールダンディーなオレどこいったぁ!

「・・・は?」

驚いた彼女をみて、マジでイタリアマフィアに頭をぶち抜いて欲しい衝動になった。

「・・・確かに驚きました。
今付き合っている人いません。ですから“オレ”と付き合うでいいですか?」

イタリアンマフィア暗殺中止だ。

「・・・・?付き合うって事?」

「はい。間違ってますか?」

「嫌!間違ってない。付き合います!」

何故か、オレが告られて、喜んで返事をしている感じになってしまった。


自分から告った事ないから、訳がわからない。

これで成立なんだよな?ヤバイわからない、落ち着こう。
そうだ!オレは大谷 仁!落ち着こう!


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