文の幸福
月曜は図書館に文は来なかった。
今日は、火曜日。
大学から図書館へ直行し、{ピッピッピッピッピ}と返却作業をしながら文を待ち伏せる。
入口を睨むように見ていたら、スト子参上。
見つめてくるのを無視するのだが、今日はムシの居所が悪い。
思いっきり眉間に皺をよせて睨むと青い顔をして逃げるように図書館をでていった。
{ピッピッピイピッピイピイピピ――――――――!}
おい!またか、今日はすぐさま返却処理限度を確認すると、40冊になっている。
山田のババーまたいじりやがったな!何故、中途半端な40冊なのかは不明だが、
早速山田のババーを問いただしたが、自分じゃないと言う。