文の幸福

半年はここに通わなければならない。

くだらない作業で残業なんて嫌だ!人員が足りない分、時間でカバーなんて時代錯誤もいいところ。

頭でカバーだろ!そうなれば、体力のないジジーババーも関係ない。

コッチがシステムを作ってやれば、あいつらだけでも、仕事ははかどるはず!

ロックかけてやろうかとも思ったが、急にオレがこれなくなった時に設定をさわれないとなると、面倒だからロックもかけれない。

はーっとカウンターに頭を抱えて座り込む。

何時だろうか、吹き抜けの二階の時計を見る四時だ。

あと一時間と思い、視線を下すと、観光コーナーに文がいる!

田中のジジーに気をとられている間に来ていた!

仁、不覚。

よし、文・・洗いざらい吐いてもらおう。

と思いカウンターをでた時点で文がコッチに気が付いた、っはやくね?

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