カギ
吐き気がするくらい真っ青な空

暗い俺を刺す光


ざわついた道


深呼吸を二回


僕の心の中に入って来た


『何か』を少し吐き出せた気がした


学校まで歩く。
道中であった友達といつもと同じ会話。
心の中でありがとうと一言。
たくさんの人で賑わう学校に到着。
これといった事もなく入学式終了。。


『何か』を忘れていた僕は友達と楽しく話ながら家につく。


『ただいま』


一瞬目があったが通り過ぎる母。


鋭く冷たい目


死んだ魚の様な


深く暗い目


悲しみと『何か』に包まれる僕を閉じ込めるかの様に玄関のドアがしまった。
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