カギ
深く深く奥底の所まで

僕の奥底の所まで

『何か』は深く潜っていく
僕はそれを探そうと必死

気づくと部屋についていた

青い学生服を脱ぐ

苛立ちを押さえられず

無理矢理脱ぐ、力に任せて
ボタンがいくつか飛んで

青い学生服は壁に叩きつけられる



『何か』



それは何だ
それは僕の事
僕の奥底の所
いつ
どこで
何を
どうして
頭を言葉が回る
回る回る


ピリリリリリ…


電話が鳴った

何かを追うのを止めた

隣の部屋から母のいつもの声が聞こえる

少しの安心

明日には大丈夫という考えが大きく僕を包み込む
『何か』はそっと何処かに隠れた。


隠れただけ。。


少し眠りについただけ。。

明日への期待と不安


飛んだボタンを探した
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