溢れるほどのすきをあげる。

知らない。

空き教室に移動した後、食欲がなくて、ご飯を残してしまった。


あーあ、残りの時間、何しようかなぁ…。


教室に行っても、ふわり達しかいないし。


別に仲悪いってわけじゃないけど、怖いからあんまり合わない。


うーん…寝よーかなぁ…


そう思って部屋のかどっこに移動して、横にある机に寄りかかった。


おやすみ…と、心の中で呟いたその時。


ガラガラガラ…


この部屋のドアが空いた。


「誰もいないね。ここでいっか!」


声を発したのは、ゆのちゃんだった。


幸い、机の影にいる私は見えてないらしく、中に入ってきて教室のドアを閉めた。
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