溢れるほどのすきをあげる。
そう決心した私は、早速谷家くんに伝えることにした。


思い立ったら吉日って言うしね?


うん、放課後、谷家くんを探そう!!


そうして意気込んで迎えた放課後。


校内をすごい勢いで1周して、ようやく谷家くんを見つけた。


「谷家くんっ!!」


息切れしている中、谷家くんを止めるために精一杯声を出した。


「…なに?一之瀬?」


くるっと振り向いた谷家くん。


あー、もう、それだけでかっこいいとか、なんなの?!


反則だよ…っ、
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