無敵の総長は地味子ちゃんに甘すぎる







「ほら、あの子だよ。桜雅くんと一緒にいたっていう....」


「うわっ、すっごい地味。....しかもかなりブスじゃんっ!ふたりってどういう関係なの!?」


人生でここまで注目されたのは、初めてかもしない。



「未桜、ドンマイ」


「地味でブサイクなことくらいわかってるのに....!」


なんでわざわざ心をえぐるような言葉を!


恐れていた通り、律くんとの噂は学年中───いや、学園中に広まっていて



朝登校すると、視線、視線、視線の嵐....!


今日だけで、学園のほとんどの女の子に嫌われた気がする....。


しかも、今日は律くんたちはまだ学校に来ていなくて。


それをいいことに、朝からたくさんの女子生徒がこの1ーDに押し寄せた。



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