無敵の総長は地味子ちゃんに甘すぎる







そして、到着した桜雅家。



「お、大きい....っ、」


立派な扉、というか門....?は家というより、城という表現が正しい。


他の家と比べ物にならないほどの、圧倒的な敷地面積。


こんな豪邸、初めて見た....!


【桜雅】とかかれた表札を発見し、律くんの家なんだ....、と今さら実感する。



「なに固まってんだよ。ほら、行くぞ」


「う、うんっ」



律くんに手を引かれるまま、扉を開けて中へと入った。


そして、またまたびっくり仰天。



「だ、大理石.....?」


玄関は大理石でキラキラと輝いていて、壁には高そうな外国の絵画。



「わぁ、律の家変わってないねぇ」


「あ、やっぱりみんな来たことあるんだ」


「うん。中学卒業のときに来たのが最後、かなぁ」


なんて湊くんと話していると、律くんは大きな扉の前で足を止めた。



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