無敵の総長は地味子ちゃんに甘すぎる
いつもは、悠莉と2人で教室で食べているけど。
うーん....と、数秒考えた結果。
「屋上行こうかな、」
今日は天気もいいし....うん、そうしよう。
屋上行くのは、初めてだなあ....!
少しワクワクした気持ちで、私は屋上へと向かった。
◇
少し錆びたドアを開けると、綺麗な青空が広がっていて、なんだか空気も澄んでいるように感じる。
何人かはいると思っていた屋上には誰もいなくて、少しだけびっくり。
「わぁ....!」
その景色に見惚れながらも、お弁当を開いて、卵焼きをパクッと口にいれる。
「ん~っ!美味しいっ」
綺麗な青空の下でのお弁当は、最高だ。
今度は、悠莉も誘おうかなあ....なんて、呑気なことを考えながらお弁当を食べ進めていると。