無敵の総長は地味子ちゃんに甘すぎる
この格好は、小学校から続けていて....なんとなくやめるタイミングを失ってしまい、ついに高校生まで来てしまった。
「はあ....、」
お化粧したり髪を巻いたりとか、イマドキのJK?みたいにオシャレをして、学校行ってみたいなあ....なんて、たまに思ったりする。
「未桜ー?朝ごはん出来てるわよー」
「は~い」
鏡の前でクルッと回り、全体的に変なところがないかチェックをして。
最後に前髪をくしで整えて、私は部屋を出た。
◇
階段を下りてリビングに着くと、お父さんが新聞を読みながらコーヒーを飲んでいた。
「おはようお父さん」
すると、私に気づいたお父さんがふわっと顔を上げて。