無敵の総長は地味子ちゃんに甘すぎる
「しょくにん....って、ふふっ。冷蔵庫にあったものを使わせてもらっただけだから。なんというか、素材本来の美味しさだよ」
「あー、さっきの『冷蔵庫のぶどうとアイスクリーム使ってもいい?』ってやつ、コレの為か」
納得したような様子の冬哉くんに、小さく頷いた。
冷凍室にあったツヤツヤのぶどうに、冷凍庫にあったバニラアイスクリーム。
どちらも''とうや''って付箋が貼ってあったので、冬哉くんのものだと一目見てわかった。
なので冬哉くんの許可を取ってから、使わせてもらったのだ。
「これ、クッキー?サクサクしてうまい」
「あぁ、うん。ほんとはコーンフレークとかがよかったんだけど....なかったから、クッキーを砕いてそれっぽくしてみたの」
由良くんには、冷蔵庫の食材は自由に使ってもいいって言われていたから。
棚にあったプレーンクッキーお冷蔵庫の奥底にあったヨーグルト、ブルーベリーソース(賞味期限ギリギリ)を使わせてもらって。
ぶどうアイスクリームクッキーパフェ....?みたいなものを作ってみた。