無敵の総長は地味子ちゃんに甘すぎる
◇倉庫に連れていかれました
「んっーー!遊んだ....!」
「ふふっ、悠莉すごいはしゃいでたもんね」
桜雅くんの隣になって、1ヶ月が経った。
あの時のちょっとした騒ぎの後、興奮気味の悠莉に『未桜、どういうこと!?桜雷と知り合いなのっ!?』と、質問攻めにあったけど、適当な言い訳をして、なんとか誤魔化せた。
そんなある日の放課後、私と悠莉は、ショッピングモールの帰り道を二人で歩いていた。
「じゃあね、未桜。また来週!!」
「うん....!バイバイ!」
方向が違う悠莉に笑ってバイバイと手を振ると、私は気を取り直して、自分の家の方へと歩きだした。
◇
歩きだして3分ほど経った頃。
まだ6時過ぎだけど....ここらへんは人通りが少ないなぁ....って、あ。
私はあることを思い出した。
シャーペンの芯、切らしてたんだった。
その事を思い出した私は、家の方向に背を向けて、コンビニに向かった。
5分ほどでコンビニに到着した私は、買い物を済まして、早足で家に帰ろうとすると。