無敵の総長は地味子ちゃんに甘すぎる
律くんが、そんなすごいところの御曹司だったなんて....。
カッコよくて、勉強もできてお家まで裕福だなんて、なんという高スペック.....!
すると、律くんの執事さんがゆっくりと口を開いた。
「お二人は仲が良ろしいんですね」
「えっ....!そ、そうですか....?」
微笑みながらそう聞かれ、返答に困ってしまう。
「はい。律様が、仲間の皆様以外の方と、こんなに楽しそうに笑っているのを見るのは初めてですよ」
「....おい、余計なこと言うな」
頬を赤く染めながら執事さんを睨み付ける律くんは、怒っているというより、照れているように見える。