無敵の総長は地味子ちゃんに甘すぎる
story2
◇ピンチです
昨日は、本当に色々なことがあったな....。
桜蕾の倉庫に行ったり....律くんの、か、仮の彼女に、なったり...?
昨日の出来事を思い返しながら、クラスに向かうと、ある違和感に気がついた。
....さわがしい、ような。
「....えっ!それマ…!?」
「つらいむり、、やっぱりいるのかぁ〜〜!!!」
特に、女の子たちは悲鳴に近い声をあげながら、きゃあ〜っと盛り上がっている様子。
少し不思議に思いながらも、クラスの自分の席へと着くと、先に登校していたらしい悠莉がかけよってきた。
「おはよっ、未桜」
「あ、おはよう、悠莉」
簡単な挨拶を交わすと、悠莉はふわっと柔らかく微笑む。