晴れ所により雷雨、所により告白【続編完結】
「じゃあ、今日は立川さんだけノー残業デー
ってことにしよう。
それでいい?」
「も、もちろんです。
ありがとうございます。」
雪菜は課長に返事をした後、私に向き直って言う。
「じゃあ、私、今、アルコールダメだから、
食事メインのお店でいい?」
そっか。妊婦は飲めないんだ。
「いいよ。
じゃあ、お祝いも兼ねて
Accueilはどう?」
私が、フレンチのお店を提案すると、雪菜も頷く。
「うん。じゃあ、今夜、そこでね。」
雪菜は、今夜の予定がまとまると、納得したように帰っていった。
「ごめん、余計なことしたかな?」
課長が心配そうに尋ねる。
「いえ、全然。
ありがとうございました。」
私はぺこりと頭を下げる。
すると課長は、一歩近づいて小声で囁いた。
「帰りは迎えに行くから。」
驚いて顔を上げた私に、にっこりと微笑んで課長は席に戻っていった。
ふふっ
私は胸の中が、なんだかほっこり温かくなって、うきうきと楽しく午後の仕事に取り掛かった。
ってことにしよう。
それでいい?」
「も、もちろんです。
ありがとうございます。」
雪菜は課長に返事をした後、私に向き直って言う。
「じゃあ、私、今、アルコールダメだから、
食事メインのお店でいい?」
そっか。妊婦は飲めないんだ。
「いいよ。
じゃあ、お祝いも兼ねて
Accueilはどう?」
私が、フレンチのお店を提案すると、雪菜も頷く。
「うん。じゃあ、今夜、そこでね。」
雪菜は、今夜の予定がまとまると、納得したように帰っていった。
「ごめん、余計なことしたかな?」
課長が心配そうに尋ねる。
「いえ、全然。
ありがとうございました。」
私はぺこりと頭を下げる。
すると課長は、一歩近づいて小声で囁いた。
「帰りは迎えに行くから。」
驚いて顔を上げた私に、にっこりと微笑んで課長は席に戻っていった。
ふふっ
私は胸の中が、なんだかほっこり温かくなって、うきうきと楽しく午後の仕事に取り掛かった。