晴れ所により雷雨、所により告白【続編完結】
私が着替え終えて出てくると、課長は自販機前のテーブルでコーヒーを飲みながら三人で談笑していた。
「お待たせしました。」
私は、課長に声を掛け、他の二人に緊張しながら会釈をする。
すると、課長は立ち上がり、はにかんだようなかわいい笑顔を浮かべて、私の隣に立った。
「立川 晶さん。俺の彼女。
晶、こいつらは俺の大学時代からの
友人で、椎名と穂積。」
彼女……
部下とか同僚じゃなくて、ちゃんと紹介してくれた。
そんな些細なことなのに、すごく嬉しい。
「立川です。
はじめまして。よろしくお願いします。」
私は改めて、ぺこりと頭を下げる。
「晶ちゃん、よろしく。
すっごく若そうだけど、いくつ?」
「すみません。
そんなに若くはないんです。
もう27です。」
いくつに見えてたんだろ?
「27!?
俺らからしたら、十分若いよ。
こいつ35だよ?
いいの? こんなおっさんで。」
これは、なんて返すのが正解?
私が困って課長を見ると、
「お前ら、余計なこと言うな。
いいんだよ。
年の差なんて関係ないだろ。」
とフォローしてくれた。
「いや、関係あるだろ。
お前だけ、こんな若くてかわいい彼女、
ずるいし。」
え? そこ?
「お前だって、美人の奥さんとかわいい
子供がいるだろ。
そんなこと言ってると、なるちゃんに
言うぞ。」
なるちゃん?
奥さんの名前かな?
「ああ! それはダメだ!
そんなことしたら、今度こそ、小遣い
減額される!!」
ふふっ
なんだかんだ言って、仲良しなのね。
私は3人の会話を微笑ましく眺めていた。
「お待たせしました。」
私は、課長に声を掛け、他の二人に緊張しながら会釈をする。
すると、課長は立ち上がり、はにかんだようなかわいい笑顔を浮かべて、私の隣に立った。
「立川 晶さん。俺の彼女。
晶、こいつらは俺の大学時代からの
友人で、椎名と穂積。」
彼女……
部下とか同僚じゃなくて、ちゃんと紹介してくれた。
そんな些細なことなのに、すごく嬉しい。
「立川です。
はじめまして。よろしくお願いします。」
私は改めて、ぺこりと頭を下げる。
「晶ちゃん、よろしく。
すっごく若そうだけど、いくつ?」
「すみません。
そんなに若くはないんです。
もう27です。」
いくつに見えてたんだろ?
「27!?
俺らからしたら、十分若いよ。
こいつ35だよ?
いいの? こんなおっさんで。」
これは、なんて返すのが正解?
私が困って課長を見ると、
「お前ら、余計なこと言うな。
いいんだよ。
年の差なんて関係ないだろ。」
とフォローしてくれた。
「いや、関係あるだろ。
お前だけ、こんな若くてかわいい彼女、
ずるいし。」
え? そこ?
「お前だって、美人の奥さんとかわいい
子供がいるだろ。
そんなこと言ってると、なるちゃんに
言うぞ。」
なるちゃん?
奥さんの名前かな?
「ああ! それはダメだ!
そんなことしたら、今度こそ、小遣い
減額される!!」
ふふっ
なんだかんだ言って、仲良しなのね。
私は3人の会話を微笑ましく眺めていた。