君に贈る花
〜病院〜

病院に着くと、診療時間を過ぎていた。
みんなの視線が私に来ている。
看護師さんが、何か言っている。



腕に目をやると包帯が、真っ赤に
染まっていた。




㌧㌧㌧㌧!
振り返ると、息が切れている
湊が、汗だくでいた。

湊『どうしたんだ!その傷は!』

私は手話で伝えようと
思って、腕を動かすと
鋭い痛みが走った。

楓「あっ!」

湊『とりあえず、処置しよう!
説明は、あとで!』


〜処置室〜

湊『楓、少し傷が深いから、
止血して、縫合するからな、麻酔するな』

私は頷いたが、出血が酷かったせいか、
貧血になり、かなりクラクラしていた。
顔色に気づいたのか、湊が

湊『ごめんな。貧血になってるな。
真っ青。少し寝てな。』

私は頷いて、目を閉じた。


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