君に贈る花
花束の配達を柚希に任せたあと、
集中したせいか、どっと疲れがきた。


その時、誤って花切りバサミを
落としそうになり、手で掴もうとした
時……。

鋭い痛みが腕に走った。

楓「いた!」


どうやら、腕に刃先があたって
切ってしまったみたいだった。
これは、深いかも。

焦って、救急箱から包帯とガーゼを
巻き、置き手紙で柚希に
急用で帰ると伝え、病院に向かった。




止血をせずに……。

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