夜明け3秒前
まだドキドキしていたけれど、ご飯を食べる準備をして食卓につく。
メニューはそうめんだった。
夏の暑さを和らげてくれる見た目。
つゆの中にはねぎが入っていて、食器がおしゃれだからかそれだけで美味しそうに見える。
「いただきます」
ちゅるちゅると一口食べる。
冷たくて美味しい……!
もう一口、もう一口と嚥下する。
つい手が進んでしまう……気持ち悪くもならない。
久しぶりにご飯が美味しく食べられてる……!
嬉しくなって、少し感動してしまう。
「美味しい?」
隣に座っている流川くんが優しい声でたずねてくる。
「うん、美味しい!」
笑顔でこたえると、彼もつられたように笑う。
すると、前にいた清さんもどこか安心したように微笑んだ。
「はは、たくさんあるから遠慮せんでいいからね」
「ありがとうございます……!」
みんなが笑顔になる。
食卓が温かい。
昨日のことまでが嘘みたいだ。
でももちろん嘘なんかじゃなくて。
思わずじっと見つめてしまうほど、美しい所作で食べる流川くん。
私の視線に気がつくと、こっちを向いて綺麗な顔で微笑む。
「……っ」
ずっと見ていたいなんて思うけれど、そんなことできなくてそらす。
心臓が異常なくらいドキドキして、体温が上がって。
やっぱり私、朝からおかしい。
でも昨日までの暗い、嫌なドキドキじゃないからまだセーフかな……?
感動やときめき、色々な気持ちが混ざり合いながらお箸を進めた。
メニューはそうめんだった。
夏の暑さを和らげてくれる見た目。
つゆの中にはねぎが入っていて、食器がおしゃれだからかそれだけで美味しそうに見える。
「いただきます」
ちゅるちゅると一口食べる。
冷たくて美味しい……!
もう一口、もう一口と嚥下する。
つい手が進んでしまう……気持ち悪くもならない。
久しぶりにご飯が美味しく食べられてる……!
嬉しくなって、少し感動してしまう。
「美味しい?」
隣に座っている流川くんが優しい声でたずねてくる。
「うん、美味しい!」
笑顔でこたえると、彼もつられたように笑う。
すると、前にいた清さんもどこか安心したように微笑んだ。
「はは、たくさんあるから遠慮せんでいいからね」
「ありがとうございます……!」
みんなが笑顔になる。
食卓が温かい。
昨日のことまでが嘘みたいだ。
でももちろん嘘なんかじゃなくて。
思わずじっと見つめてしまうほど、美しい所作で食べる流川くん。
私の視線に気がつくと、こっちを向いて綺麗な顔で微笑む。
「……っ」
ずっと見ていたいなんて思うけれど、そんなことできなくてそらす。
心臓が異常なくらいドキドキして、体温が上がって。
やっぱり私、朝からおかしい。
でも昨日までの暗い、嫌なドキドキじゃないからまだセーフかな……?
感動やときめき、色々な気持ちが混ざり合いながらお箸を進めた。