夜明け3秒前
「凛月!」
「え、流川くん!?」
名前を呼ばれてはっとすると、走ってきた流川くんが私と男性を遮るように立つ。
なんだか守られているようで、そして彼が来てくれて、ほっと安心する。
「そんな急いでどーしたんだよ、千那?久しぶりなのにそんな怖い顔しちゃって、オレ悲しー」
「絶対なんかちょっかいかけてただろ、潤!」
流川くんは珍しく怒っているみたいだった。
それなのに潤と呼ばれた男性は飄々と笑っている。
流川くんは呆れたように、はあ……とため息をつくと、こちらにくるっと振り返った。
「凛月、大丈夫?何もされてない?」
「う、うん大丈夫。話してただけだから……ありがとう」
にこっと微笑むと、それならよかったとまた息をつく。
と思ったら、眉がきゅっと吊り上がって、表情がころころ変わる。
「さっきは俺たちに気を遣ってくれたんだろうし俺が悪いけど、もう離れちゃダメだからな」
「わ、わかった」
まるで子どもに言い聞かせるみたいなのに、有無を言わせない迫力があってこくこくと頷く。
流川くんって本気で怒ったらすごく怖い人、かもしれない……
「え、流川くん!?」
名前を呼ばれてはっとすると、走ってきた流川くんが私と男性を遮るように立つ。
なんだか守られているようで、そして彼が来てくれて、ほっと安心する。
「そんな急いでどーしたんだよ、千那?久しぶりなのにそんな怖い顔しちゃって、オレ悲しー」
「絶対なんかちょっかいかけてただろ、潤!」
流川くんは珍しく怒っているみたいだった。
それなのに潤と呼ばれた男性は飄々と笑っている。
流川くんは呆れたように、はあ……とため息をつくと、こちらにくるっと振り返った。
「凛月、大丈夫?何もされてない?」
「う、うん大丈夫。話してただけだから……ありがとう」
にこっと微笑むと、それならよかったとまた息をつく。
と思ったら、眉がきゅっと吊り上がって、表情がころころ変わる。
「さっきは俺たちに気を遣ってくれたんだろうし俺が悪いけど、もう離れちゃダメだからな」
「わ、わかった」
まるで子どもに言い聞かせるみたいなのに、有無を言わせない迫力があってこくこくと頷く。
流川くんって本気で怒ったらすごく怖い人、かもしれない……