夜明け3秒前
自嘲して、気分を変えるためにベッドから起き上がる。
ブーブーと携帯が鳴る音を聞いて、麻妃と電話する約束をしていたことを思い出した。
急いで机に置いていた携帯を開いて応答のボタンを押す。
『もしもし、凛月?』
「ご、ごめんね麻妃!ちょっとお昼寝してた……」
『いいよいいよ。それにしてもあんたが昼寝とは……眠れてるならよかったわ』
安心したように笑う声を聞いて私の口元も緩む。
久しぶりに声を聞いたけれど、彼女も元気そうで嬉しい。
『それで、大事な話って?』
「あ、それは、ええと……」
話すために自分から電話したいと言ったのに、どう話したらいいかわからず言葉に詰まる。
『ま、ゆっくりでいいよ。あたし時間あるし』
「麻妃……ありがとう」
彼女の優しさで、変に緊張していた体から力が抜ける。
……うん、大丈夫。
麻妃には一番に聞いてほしかったし、ちゃんと話したい。
小さく息を吸って言葉を紡ぐ。
「あのね、私……流川くんのこと好き、になりました」
彼が初恋だから、友達に自分自身の恋バナをすることは初めてだ。
驚かれるかな、諦めなって言われるかな……
ドキドキしながら彼女の言葉を待つと、
『そっか』
と予想していなかった反応が返ってきた。
ブーブーと携帯が鳴る音を聞いて、麻妃と電話する約束をしていたことを思い出した。
急いで机に置いていた携帯を開いて応答のボタンを押す。
『もしもし、凛月?』
「ご、ごめんね麻妃!ちょっとお昼寝してた……」
『いいよいいよ。それにしてもあんたが昼寝とは……眠れてるならよかったわ』
安心したように笑う声を聞いて私の口元も緩む。
久しぶりに声を聞いたけれど、彼女も元気そうで嬉しい。
『それで、大事な話って?』
「あ、それは、ええと……」
話すために自分から電話したいと言ったのに、どう話したらいいかわからず言葉に詰まる。
『ま、ゆっくりでいいよ。あたし時間あるし』
「麻妃……ありがとう」
彼女の優しさで、変に緊張していた体から力が抜ける。
……うん、大丈夫。
麻妃には一番に聞いてほしかったし、ちゃんと話したい。
小さく息を吸って言葉を紡ぐ。
「あのね、私……流川くんのこと好き、になりました」
彼が初恋だから、友達に自分自身の恋バナをすることは初めてだ。
驚かれるかな、諦めなって言われるかな……
ドキドキしながら彼女の言葉を待つと、
『そっか』
と予想していなかった反応が返ってきた。