夜明け3秒前
「……ありがとう、流川くん。私、頑張る」
「うん。凛月と友利なら大丈夫だよ」
彼にそう言われると、なぜか本当に大丈夫だと思ってしまうんだから不思議だ。
だけど、もうこの気持ちは揺るがない。
「それじゃ、そろそろ行くな。送ってくれてありがとう」
「ううん、こちらこそありがとう!」
感謝の気持ちを込めてお礼を言う。
流川くんは微笑むと、バイバイと手を振ってくれた。
「旅行のこと、またメールする」
「わかった。気を付けて帰ってね」
私も手を振り返すと、彼は改札を通って階段を上っていく。
見えなくなると私も帰路に就いた。
携帯を開けて、麻妃にメールをする。
『明日もし空いてたら、いつものファミレスで私と話をしてくれませんか』
感情のままに文字を打って、そのまま送信ボタンを押した。
心臓が痛いほどドキドキしているのがわかる。
返信がこなかったらどうしよう、それ以前に、もしブロックされていたら……
電話、したほうがいいかな……仕事中かもしれないし、やめておいた方がいい?
ひとりでぐるぐる考えていると、ピコンと通知がくる。
見てみると麻妃からのようで、『わかった』と返事が来ていた。
嬉しいような苦しいような、この先を考えてなんともいえない感情が襲ってきて、家まで走った。
母に出かける許可をもらわなければ。
ううん、絶対にもらって、麻妃と会うんだ。
「うん。凛月と友利なら大丈夫だよ」
彼にそう言われると、なぜか本当に大丈夫だと思ってしまうんだから不思議だ。
だけど、もうこの気持ちは揺るがない。
「それじゃ、そろそろ行くな。送ってくれてありがとう」
「ううん、こちらこそありがとう!」
感謝の気持ちを込めてお礼を言う。
流川くんは微笑むと、バイバイと手を振ってくれた。
「旅行のこと、またメールする」
「わかった。気を付けて帰ってね」
私も手を振り返すと、彼は改札を通って階段を上っていく。
見えなくなると私も帰路に就いた。
携帯を開けて、麻妃にメールをする。
『明日もし空いてたら、いつものファミレスで私と話をしてくれませんか』
感情のままに文字を打って、そのまま送信ボタンを押した。
心臓が痛いほどドキドキしているのがわかる。
返信がこなかったらどうしよう、それ以前に、もしブロックされていたら……
電話、したほうがいいかな……仕事中かもしれないし、やめておいた方がいい?
ひとりでぐるぐる考えていると、ピコンと通知がくる。
見てみると麻妃からのようで、『わかった』と返事が来ていた。
嬉しいような苦しいような、この先を考えてなんともいえない感情が襲ってきて、家まで走った。
母に出かける許可をもらわなければ。
ううん、絶対にもらって、麻妃と会うんだ。