本田くんを振り向かせたい
本田くんを好きになるまで

入学式

「行ってきまーす!」
高校の入学式。
私、相沢美羽。
高校1年生になる。
「わかー!」
私は友達の島野わかを呼ぶ。
「おはよ。ほら美羽。行くよー」
わかとは幼稚園からの付き合いで、とても仲がいい。
「うんっ!って、待ってよー」
ここの制服も凄く可愛い。
「おいおい。はしゃぎすぎじゃね?」
「悪かったわね!」
私は精一杯声を張り上げる。
「圭斗、あいつなんか関わんなくていいんじゃね?」
「あ、うん」
私の初恋相手。
三浦圭斗だ。
たまたま高校も一緒になった。
その隣でなんか笑ってんのは、幼馴染みの中井柊。
「あ。柊くんっ!」
わかは柊のこと、好きらしい。
きっと2人は似合うよね。
「おう、わかじゃん。今年もよろしくな」
「う、うん!」
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