本田くんを振り向かせたい
「それでさー。ミカン食べたら……。おーい?相沢?」
私は乗り気になれなかった。
「………」
「おいっ!ホントに大丈夫か?!」
何でそんなに不安そうな顔をするの?
私なんて好きじゃないくせに。
「本田くんには関係ないよ…」
「関係ある。だって友達だろ。ちゃんと言えよ」
私はうつむく。
本人にいったら、好きってバレちゃう。
だから…
「ホントに何でもないよ」
そう嘘をつく。
するとおでこに手が伸びてくる。
思わず目を閉じる。
「凄い熱…。どうして気づかなかったの?」
熱…。
「ごめん…」
「無理すんなっていつも言ってるだろ!」
心配かけてごめんね…
私は乗り気になれなかった。
「………」
「おいっ!ホントに大丈夫か?!」
何でそんなに不安そうな顔をするの?
私なんて好きじゃないくせに。
「本田くんには関係ないよ…」
「関係ある。だって友達だろ。ちゃんと言えよ」
私はうつむく。
本人にいったら、好きってバレちゃう。
だから…
「ホントに何でもないよ」
そう嘘をつく。
するとおでこに手が伸びてくる。
思わず目を閉じる。
「凄い熱…。どうして気づかなかったの?」
熱…。
「ごめん…」
「無理すんなっていつも言ってるだろ!」
心配かけてごめんね…