大好きな人へ。
ほんとの恋?
私の名前は須藤 あすか高校1年生です!



普通の高校生だと思いがちですよね。



ネット廃人とでも言っていただいて構いません。



というくらい毎日のように、オンラインゲームをしております。



ここ数年ずっとはまっているゲーム『エクズフォーズ』というオンラインゲーム。



素敵なギルドに入り、素敵な出会いもした。



彼は私の3つ上で19歳らしい。



そして、好きな食べ物は、あんこらしい。



身長も183あるらしい。



どうして全部にらしいってついてるかって?



だって、彼とは会ったことがない。



ただ彼がいっているだけかもしれない。



実は今、その彼とお通話中で…



ゲームなうです!



「右から回って!私が援護する!」



『了解!任せて!』



そして、毎回思うのが、この声…どこかで聞いたことある。



どこだっけ?



という思いだ。



「今日もお疲れさま~」



『お疲れさま!ごめんね?明日も学校なのに夜中にまで付き合わせちゃって。』



「ううん。平気です。雅さんとゲームするの楽しいので」



『そっか…そう言ってもらえてうれしい。もう少し、時間はある?』



「はい、まだ大丈夫ですよ?」



『俺の我儘、聞いてほしいんだけど…』



「ほうほう」



『あすかちゃんに会いたい…』



「なぬっ!?」



『だめかな?』



「いや、その、だめというか…いいのですが…その、あの、何と言いますか」



『いや、ごめんね?急に言われるとテンパるよね』



「そうですな…私も雅さんには会いたいのですが…そのですね…まぁ、私はものすごく、見てくれが悪いもので」



『会ってみなきゃわかんないでしょうが。それに、見た目なんてどうでもいい。実際、顔も知らないのに、ここまで本気で好きになれたんだし…』



「そんな!直球に言われると…照れます…」



『可愛い…』



「う、うるさいです!」



『ごめんごめん。でも、少し考えてくれないかな…』



「そりゃ、もちろん。きちんと考えます…!」



彼と会うのか…不安もあるけど…




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