大好きな人へ。
「別に…ファンじゃないです。ただ、他のファンの人と平等じゃないと嫌だというか…んー、」



「とりあえず、いい子だってことは分かった。」



「いい妹持ったなー!お前わー!」



「だろー?世界一の妹だ」



「羨ましい限りだぜ」



「そんなことないですよ。ごちそうさまでした。まだ、おかわりありますよ」



「じゃぁ、おかわり!」



「俺も!」



「俺も!」



「俺も俺も!」



結局みんなおかわりね。



みんなの入れて、運んで自分の食器を洗い終わってみんなの方へ戻った。



「この後暇だよなーなんかする?」



「なんかって何?」



「カラオケでも行くかー」



「それいいなー!」



「あすかも行く?」



「いいよ、みんなで行ってきなよ。」



「あすかちゃんも行こうよ!せっかくだし!ね?」



「でも、」



「いいからいいから」



「じゃぁ行くか!」



「あ、じゃぁ…せめて着替えさせて欲しい、です…」



「そうだね、俺らもだいぶ部屋着だしな。着替えてからにするか、」



「そうだな、じゃぁ着替え終わったら下集合ね」



「はい。」



なんで、私まで…



その時、雅さんから連絡が来ていた。



『今日友達のとこに泊まってて、夜通話出来ないかもしれない。』



「いいですよ、別に。私も今兄の友達が泊まりに来ているので、出来ないかもなんです…」



『分かった、じゃぁまた連絡するね』



「はい!」



少しでも話せて、良かった…



その頃男子は・・・・・・・・



「おーい!雅!なーににやけてんだよ!!!!」



「いーだろ、別にー」



「例の彼女か?」



「まーねー」



「でも、ネットだろ?」



「ネットだろうがなんだろうが彼女とは本気だよ。今度ちゃんと会うってなってるんだ。」



「あすかと同じ歳だっけ」



「そうそう。」



「それって、やばいんじゃない?」



「いや、俺まだ20歳じゃないしー」



「そういう問題かよ…それがもし俺の妹だったら許さないな…」



「相手が雅だったら?」



「許すな…」



「なんだそれ!」



という会話をしていたことをあすかは知る由もない。




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