異世界ニコニコ料理番~トリップしたのでお弁当屋を開店します~
「これで寒天のできあがり。あとは……」
冷蔵庫からキュウイやオレンジ、イチゴやマンゴーなどの果物を取り出して、小さく切ると寒天の中に入れる。
それを冷蔵庫で冷やし、固まったらフルーツ入り寒天ゼリーの出来上がりだ。
私はインスタ映えしそう!と思いつつ、白いガラスの器に小さなゼリーをいくつも積んで綺麗に盛りつける。
まるで透明なドームのようなゼリーの中に赤や黄色、緑といった色鮮やかな果物が入っていて、きらきらと光っている。
私はフルーツたっぷりの寒天ゼリーをロズベルトさんや他のお客さんに無料で配り、港に買い出しに行っているランディとバルド、オリヴィエの分は冷蔵庫にしまっておいた。
それからランチワゴンの裏でエンジンの整備をしているエドガーのところへ行く。
すると、エドガーはランチワゴンの下に上半身を突っ込んで作業をしていた。
「エドガー、休憩にしない?」
腰を屈めて声をかけるとエドガーは「その声は雪?」と言って、ランチワゴンの下から出てくる。
額の汗を拭いながら、私の持ったトレイの上にある寒天ゼリーを見て目を瞬かせた。
「綺麗だね、宝石みたいだ。それはなんて言う料理?」
「これは寒天ゼリーっていうデザートだよ」
私は器とスプーンを渡して、エドガーの隣に座ると自分の分の寒天ゼリーをスプーンですくった。
ふるふると揺れている寒天は太陽の光を受けてキラキラと輝き、本当に宝石のようだ。
私は冷え切ったゼリーを乾いた唇の間に滑り込ませて、舌でむにゅっと潰す。
その瞬間、キュウイのほのかな甘味と酸味が口内に広がり喉が潤った。
私が「んう~っ」とおいしさに悶えていたら、隣でエドガーがしみじみと呟く。
冷蔵庫からキュウイやオレンジ、イチゴやマンゴーなどの果物を取り出して、小さく切ると寒天の中に入れる。
それを冷蔵庫で冷やし、固まったらフルーツ入り寒天ゼリーの出来上がりだ。
私はインスタ映えしそう!と思いつつ、白いガラスの器に小さなゼリーをいくつも積んで綺麗に盛りつける。
まるで透明なドームのようなゼリーの中に赤や黄色、緑といった色鮮やかな果物が入っていて、きらきらと光っている。
私はフルーツたっぷりの寒天ゼリーをロズベルトさんや他のお客さんに無料で配り、港に買い出しに行っているランディとバルド、オリヴィエの分は冷蔵庫にしまっておいた。
それからランチワゴンの裏でエンジンの整備をしているエドガーのところへ行く。
すると、エドガーはランチワゴンの下に上半身を突っ込んで作業をしていた。
「エドガー、休憩にしない?」
腰を屈めて声をかけるとエドガーは「その声は雪?」と言って、ランチワゴンの下から出てくる。
額の汗を拭いながら、私の持ったトレイの上にある寒天ゼリーを見て目を瞬かせた。
「綺麗だね、宝石みたいだ。それはなんて言う料理?」
「これは寒天ゼリーっていうデザートだよ」
私は器とスプーンを渡して、エドガーの隣に座ると自分の分の寒天ゼリーをスプーンですくった。
ふるふると揺れている寒天は太陽の光を受けてキラキラと輝き、本当に宝石のようだ。
私は冷え切ったゼリーを乾いた唇の間に滑り込ませて、舌でむにゅっと潰す。
その瞬間、キュウイのほのかな甘味と酸味が口内に広がり喉が潤った。
私が「んう~っ」とおいしさに悶えていたら、隣でエドガーがしみじみと呟く。