異世界ニコニコ料理番~トリップしたのでお弁当屋を開店します~
「第六王子に期待することはないとおっしゃったのは、父上と母上ではありませんか。私ひとりいなくなったところで、なにか困ることでも?」
「困るに決まってるじゃないっ、あなたがいなくなったせいでベルテン帝国の王女との縁談がなくなったのよ!?」
ベルテン帝国って確か、バルドたちパンターニュ騎士団が戦っていた強国だよね?
領地を広げるために侵略してきた国の王女様と縁談だなんて、どうしてそんな危険なところに自分の息子を婿に行かせられるんだろう。
信じられない気持ちで王妃を見ていると、エドガーは眉間を指で揉みながらため息をつく。
「それは金づるを失ったことを心配しているのですよね?」
「当たり前じゃない!」
「母上、ベルテン帝国を利用するのは不可能です。ベルテンの皇帝は頭がよく切れる方だ。繋がりなど持ってしまえば、この国はベルテンの手に渡ります」
ごもっともなエドガーの意見に背後では「バカな親を持つと苦労するのは子供だよな」とランディがオリヴィエに耳打ちしていた。
「困るに決まってるじゃないっ、あなたがいなくなったせいでベルテン帝国の王女との縁談がなくなったのよ!?」
ベルテン帝国って確か、バルドたちパンターニュ騎士団が戦っていた強国だよね?
領地を広げるために侵略してきた国の王女様と縁談だなんて、どうしてそんな危険なところに自分の息子を婿に行かせられるんだろう。
信じられない気持ちで王妃を見ていると、エドガーは眉間を指で揉みながらため息をつく。
「それは金づるを失ったことを心配しているのですよね?」
「当たり前じゃない!」
「母上、ベルテン帝国を利用するのは不可能です。ベルテンの皇帝は頭がよく切れる方だ。繋がりなど持ってしまえば、この国はベルテンの手に渡ります」
ごもっともなエドガーの意見に背後では「バカな親を持つと苦労するのは子供だよな」とランディがオリヴィエに耳打ちしていた。